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真木蔵人の暴力事件(DV)から女性がとるべき対策

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携帯を触っていたら殴られた?

俳優の真木蔵人が、交際相手の女性に暴力を振るって逮捕されました。
この逮捕のニュースを見て、気になるのが彼女が真木蔵人に殴られた理由が

携帯電話を触っていたから

ということでした。
今回はこの事件やDVについて掘り下げていきます。

事件概要

6日午前、真木容疑者は千葉県県いすみ市の住宅で交際女性に暴力を振るい、顔や腕などに軽いケガを
負わせた疑い
がかかっています。
同容疑者から暴力を受けたとして女性が近くの店舗に助けを求めて110番し、駆け付けた警察官が女性を
保護。

女性は県警に「脚を蹴られたり、頭を叩かれたりした」と話していますが、
真木容疑者は調べに対して「蹴っていない」などと供述しています。

真木蔵人という人物

1972年東京都出身。
父は歌手のマイク眞木、母は女優の前田美波里で、15歳の時にNHK大河ドラマ「武田信玄」でデビュー。

映画「あ・うん」(89年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。

主な出演作はドラマ「サイコメトラーEIJI」、映画「BROTHER」「傷だらけの天使」など。
07年にはアーティスト名「AKTION」としてCDデビューしておりマイク眞木のアルバムにも参加してい
ます。

私生活では、93年に交際していた日米ハーフのモデル女性から妊娠中だった子供の認知を請求されました。
会見で女性は日常的に暴力を振るわれていたことを明かし「殺される寸前だった」と語って
います。

03年2月にモデルと結婚し、同年に長女が誕生しましたが、12年に離婚。
03年5月には都内の路上で男性2人ともめ、双方が「暴行を受けた」として被害届を出すトラブルを起こしています。

DVについて

DV(ドメスティック・バイオレンス)とは
親密な関係にあるパートナーからの暴力ことをいいます。

暴力の形はさまざまで、

身体的暴力・・・殴る、蹴る、引きずりまわす、物を投げつけるなど
心理的暴力・・・大声で怒鳴る、罵る、脅すなど
性的暴力・・・・性行為を強要する、避妊に協力しないなど
経済的暴力・・・生活費を渡さない、働きに行かせないなど
社会的暴力・・・女性の行動の制限、友人に会わせないなど

多面的な要素を含んでいますが今回の事件では身体的暴力が当てはまります。

DVに関する法律

DVの被害者を保護し、支援するための法律として、
2001年に
「DV防止法(配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律)」が施行されました。

DV防止法はこれまでに二度改正が行われ、着実にDVをめぐる行政機関をはじめとする制度は整備され
つつあります。
2007年の第二次改正では、
被害者の実情に見合った保護・救済措置がとられるようになってきました。

これまでは、都道府県単位での取り組みが中心だった配偶者暴力支援センター等の整備を市町村の努力義務とし、市町村単位のきめ細かい支援体制に道が開かれたこと、
被害者を加害者から守る保護命令制度の適用基準を拡充するなど、

より被害者の立場に立った運用が可能になったことなどが挙げられます。

詳しくはこちら(リンク先は内閣府男女共同参画局)

しかし、日本のDVに対する支援体制は、欧米諸国や、韓国・中国をはじめとするアジア各国と見比べても、まだまだ十分でない状況です。

DVかも…と思ったら対策を

暴力は無意識的に行われることが多いので
交際中の相手(結婚相手)から暴力を受けたら働きかけ(対策)が必要です。

・「嫌だ」「やめてほしい」とはっきり言う
・「それはDVだ」と、相手に教える
・ カップル間できちんとDVの内容を理解する
・ お互いにDVに当たる行為をしないよう約束する
「次に同じことをしたら別れる」と宣言する
・ それでも繰り返したら、キッパリ別れて二度と戻らない

相手の単なる理解不足であれば、「これ暴力なの?」「自分がDVをしてたなんて」と、
反省する人も多いです。

男性は、ネットや成人向け雑誌などで、きわどい性的表現、暴力のある描写を見て

「女は屈辱的なことをされても嫌がらない」「嫌よ嫌よも、好きのうち」

といった誤解をしていることもあります。カップルで正しくDV防止法やDVの内容を理解して

「自分がやられて不快なことは、相手も同じ」

というシンプルな感じ方を理解しあえば暴力のない交際は可能になります。

DV相談窓口

DV被害者のための相談窓口が各所にあります。

女性センター

地域の女性センター(ウィメンズプラザ、男女共同参画センター等の名称で呼ばれているところもあります)には
人権相談や法律相談、心と体の相談などのかたちでDVに対応する相談体制が整っています。

女性センターは都道府県および政令指定都市に、かならず1ヵ所以上設置されています。
多くは県庁所在地などになりますが、足を運べるようであればぜひ足を運んでみましょう。

福祉事務所

福祉事務所とは市などの自治体が運営する施設です。福祉事務所では婦人相談員がDVの相談に乗ります。

DV防止法第八条の2で、

福祉事務所は、被害者の自立を支援するために必要な措置を講ずるよう努めなければならない

こととなっていて
生活保護手続きや公営住宅や母子支援施設の入居手続き、就労支援など、
具体的な生活自立の情報提供と援助を受けることができます。

警察署

問題が深刻になる前に警察に相談しておくことも重要です。

近くの交番ではなく、最寄りの警察署に足を運び必ず生活安全課を訪ねてください。
生活安全課では、DVやストーキング事案に専門的に対応しています。

こうした問題に対処するために、女性警察官が配置されているところもあります。

配偶者暴力相談支援センター(緊急の場合)

都道府県に必ず設置されている公的なシェルターです。
生活の場のない女性や、さまざまな暴力被害にあった女性たちを支援しています。

DV防止法にもとづいて、相談から一時緊急保護、自立支援までの業務を行っています。

その他の相談窓口など

上記のほかに、DVD相談に対応できる窓口としては

・保健所
・精神保健福祉センター
・子ども家庭支援センター
・児童相談所
・法務局人権相談
・弁護士会人権法律相談
・法テラス

などがあります。

DV被害に遭っていても相談できない?

実際にDVを受けても相談できない方は多いです。

内閣府の調査によると、女性の約3人に1人は配偶者から被害を受けたことがあり、
約10 人に1 人は何度も受けているという結果が出ていますが
そのうち4割はどこにも誰にも相談はしていないそう。

その理由は

・「愛情の裏返し」「私に甘えている証拠」と解釈して、相手を悪者にしないように、
 関係を壊さないようにしている
「いつかはDVが治ってくれるのでは」という切なる願いを抱えている
・長年にわたってDV被害を受けてきたことで恐怖感が強く、一種のマインドコントロールの状況に
 なっていて自分から行動できなくなっている

・夫婦(恋人)とは多かれ少なかれこういうもので我慢が大事だ、 そのうち夫(彼)も変わってくれる
 かもしれない
と根拠のない希望をもってしまう
・結婚していて子供がいるので子供に影響しないようにしている
身内のことだから恥ずかしくて他人には相談できない
・継続的な「言葉の暴力」「身体的苦痛」により萎縮し自分は無価値だと自虐的になっている
・他人に相談したら夫(彼)から恨みを買う事になり仕返されるかもしれないという恐怖心

などが挙げられます。

最後に

もしあなたの周りに、誰にも相談できずに被害に遭っているかもしれないと思う人がいたら、
上記のような相談できる施設があるということを伝えてあげてください。
そして、DVかどうか迷う前にぜひ一度、訪問するよう勧めてあげてください。

多少お節介と思われても、訪問の際に付き添ってあげたり、事前に電話連絡して窓口の確認を
したりしてあげることも

自分から行動できない状況にある場合は大きな助けになります。

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