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女性に多い膀胱炎!なってしまったら自力の治し方ってあるの?


女性に多い膀胱炎!なってしまったら自力の治し方ってあるの?

 

イキナリ下の話で申し訳ないですが

・おしっこしたら尿道が染みるようにイタイ
・おしっこ確認したらなんか白く濁ってた
10分おきくらいにトイレ行きたくなって困る。

なにこれ!!!

 

そういう症状が出たら
膀胱炎を疑ったほうがいいです。

しかも症状は前触れもなく突然やってきます

 

冒頭に書いたものは実際に私が体験した症状です。
今回は、女性に多いとされるこの膀胱炎についてお話します。

膀胱炎って何?

膀胱炎は、

大腸菌や腸球菌などの細菌が膀胱内に侵入し、
そこで炎症が起きることによって生じる病気

です。

膀胱炎には

①急性膀胱炎
②慢性膀胱炎
③出血性膀胱炎
④間質性膀胱炎

があり、この中で多いのが
細菌が感染して起こってしまう急性膀胱炎です。

急性膀胱炎の症状

主に症状として下記症状が出ます。
そして症状が出るのは突然です。

記事冒頭でもお話しているように前触れはありません

・おしっこが近い(頻尿)
・おしっこをするときorした後に陰部が染みるような痛さがある(陰部の痛み)
・おしっこの色が白っぽい(尿混濁)
・おしっこの色が赤く血が混じっている(血尿)
・おしっこを出したはずなのに、まだ残ってるような感覚がある(残尿感)

①頻尿

さっきトイレに行ったのに
10分もしないうちにトイレに行きたくなる
みたいな症状です。

私はこの症状で結構困りました。
たまたま休みの日だったので良かったですが
これが仕事中だったら仕事どころではありませんから。

②陰部の痛み

傷口が染みるようなヒリヒリしたような痛み。

これは尿道口から侵入した細菌が増殖して

膀胱の粘膜が赤くただれたような炎症を起こした状態になっているところに排尿後、
膀胱が空になってしまうため
膀胱の粘膜部分が癒着を起こして刺激
され起こります。

③尿混濁

おしっこの色が白く濁っているっていうのは
膀胱の中に入ってきた細菌と戦うために、
白血球が血管から出てきた証拠
なんですね。

ちょっと驚きますが
「ああ、身体で細菌と戦ってくれているんだな」
って思ってください。

④血尿

血尿といいますが
肉眼ではっきりと血液が混じっているのがわかる血尿もあれば、
肉眼では確認できない血尿もあり、程度もいろいろです。

膀胱内の粘膜は非常に柔らかくて
尿道から膀胱内に入り込んだ細菌が増殖すると、
膀胱内の粘膜が荒れてただれたような状態になってしまいます。

そういう状態から出血が起こると
排尿時に血液が混じってしまい、血尿になるのです。
そして血尿は、膀胱炎が悪化しているサインでもあります。

血尿があったら
すぐにでも病院へ行くことをおすすめします。

⑤残尿感

これは頻尿とセットですね。

排尿したのになんか残っている感じがしてスッキリしない。

排尿 → 残尿感 → 排尿 → 残尿感 

このエンドレスが頻尿につながります。

私は10分おきくらいに尿意がきて
排尿してっていうのが4時間位ありました。

女性が膀胱炎になりやすい理由

男性よりも女性が膀胱炎になりやすいのは身体の構造によるものです。

男性は尿道が16-20cmほどあると言われていますが
それに対して女性の尿道は4-5cmほど。

しかも女性の尿道の近くには膣や肛門があり
そこから大腸菌などの細菌が侵入して
膀胱炎になることが多いのです。

膀胱炎の原因

女性は細菌が侵入しやすい身体の構造
しているのでそれが原因というのが大半ですが

トイレの我慢をし過ぎると
細菌が膀胱で増殖
し炎症を引き起こしますし

疲れや病気で免疫が落ちた時
身体が冷えてしまっている
と細菌が体内に入りやすいです。

あとはセックスが原因になることもあります。

膀胱炎って性病なの?

これは多くの女性が勘違いしているところですが
性病ではありません

 

尿道と膣は近いので
膀胱炎も性病と思われがち
ですが女性の場合、

膀胱炎 → 膀胱(尿道)の病気
女性の性病(例えばクラミジア)
→ 陰部や膣などの性器に関する病気

です。

尿道の病気は主に泌尿器科で診てもらいますし
性器に関する病気は婦人科系で診てもらいます。

それぞれ診察方法も異なりますので覚えておくといいです。

膀胱炎は自力で治すことできる?

初期症状の場合は自然治癒することがあっても
結論から言えば自力で治すことはできません

初期症状はトイレが近くなって排尿後に軽い痛みがあるのですが

この時に

水をいつもよりたくさん飲むようにする
・こまめにトイレに行って膀胱に尿がたまっている時間を減らして細菌を早めに排出するようにする
下腹部を温める
・睡眠を多めにとって免疫力を減らさないようにする

そういう対応をした場合は自然治癒する可能性があります。
しかしこういう対応をしても症状が治まらずひどくなることもあるのです。

いつまでも頻尿や排尿後に痛みが出るようならば
それは自然治癒できませんので病院へ行ったほうがいいです。

突然症状があらわれてあんなに痛くて辛かったのに
急に頻尿も痛みも治まった…

ということもありますが

これは一時的に膀胱に潜んでいた細菌が少なくなっているだけなので
放っておいたらまた症状がぶり返します

初期症状で自然治癒できなかったら早く病院へ行って治療を受けましょう

膀胱炎を確認する泌尿器科の診察って…

泌尿器科の診察の大まかな流れは

採尿 → 摂取した尿から簡易検査 → 診察(問診・触診)

となります。

尿を採取して尿混濁や細菌があるかなどを
検査した後に医師の診察があります。

診察は婦人科のように
診察台に乗って陰部を見せるということはありません

問診して診察ベッドに横たわって
着衣のまま腹部と腰に近い背部の触診をするくらいです。

腹部は膀胱の状態を、腰に近い背部は腎臓の状態を診ています。
ここで腹部や背部が痛いようでしたら
我慢せずちゃんと医師に伝えてください。

膀胱炎の治癒方法

急性膀胱炎の場合、大抵はまず抗生物質と漢方を処方されるので
服用しつつ水分を多めに取って水分をこまめに出すようにすれば
1週間くらいで症状はほとんどどなくなります。

ココで大事なのは
処方された薬は必ず飲み切ることです。

・症状がすぐ治まったからといって服用をやめてしまう
症状が出た時だけ薬を飲む

そういうことをすると細菌が根絶できず、
生き残った細菌が増殖して薬に慣れてしまい

抗生物質に対抗できるようになってしまいます。
(そうなってしまった細菌を薬剤耐性菌といいます)

そうすると細菌が腎臓に到達して
急性腎盂腎炎などにかかってしまうこともありますので
薬をケチったり自己判断せず医師の指示に従いましょう。

それが早めに完治させる手段です。

最後に

いかがだったでしょうか。

膀胱炎は
医師の診断と指示を受けて
素直に対応すれば早めに完治できる病気
です。

イマドキの泌尿器科は結構キレイで入りやすいですし
女性の受診者も多いです。

膀胱炎になってしまったら恥ずかしがらずに
是非早めに病院へ行って治療を受けるようにしてくださいね。

参考

東京港区でしたらこちらの泌尿器科がおすすめです。

きつかわクリニック

こちらは私が過去膀胱炎になったときに受診した病院ですが
ネットからの予約も可能ですし
夜は19:30まで診察されていますので
近隣にお勤めの場合は、会社帰りに行くこともできます。

土曜日も午前中なら診察しています。

 

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無添加天然のお茶もオススメです。
【「肝腎かなめ」のケブラペドラ茶】

 

以上、「女性に多い膀胱炎!なってしまったら自力の治し方ってあるの?」でした。

 

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